身体で感じて弾く

以前、夏休みに、日本に帰ってきていたところ、とあるの音楽教室の発表会に行くことがありました。

そこで、思ったのですが、
「『直立不動で指で鍵盤をポチポチと押す』という弾き方ってどうなんだろう」と。

 

もちろん、各自のスタイルというのはあるのですが(動かない方が無駄がない弾き方というのも、もちろんあります)、あきらかに音楽が止まってしまっているというか。『音楽』なのに、あまり音が楽しそうに見えない、聴こえない?音間違いなどはなく正しい音は弾けているのですが、、、。

 

フランスの音楽学校で子供たちのピアノを見ていたら、小さい子でも、テクニックなどのレベルが高いとはとても言えない場合も多いのですが、クネックネしていたり、ゆらゆらしたり、弾く姿を見ているだけで、その子の弾きたい気持ちが見えてきそうなところがありました。

 

美しい音色を出すためのタッチ音色を聴く指導って「美しいものを感じる感性を養う」という点でとても大切で、それは最終的に音楽が好きになる。ということにつながると思います。その指導は奥深くて、自分ももっと勉強していきたいと思うポイントでもあります。

 そんなことを思っていたら、最近、生徒さんのお母さまから
『〇〇は、淡々と弾くスタイルなのかなと思っていましたら、最近なんだか表情をつけて弾いているので、成長したな〜と感動しています。』

と、メッセージを頂いて、励みになったのでした。

 

 

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